『【推しの子】』は、『かぐや様は告らせたい』の作者である赤坂アカ氏と、『クズの本懐』の作者である横槍メンゴ氏によって描かれた、芸能界を新しい視点で描いた人気作品です。
アニメ『【推しの子】』の1期第1話は、90分の拡大版として制作され、TV放送の前に全国の映画館で上映されました。
放送後、『【推しの子】』関連のワードがTwitterで頻繁にトレンド入りし、YouTubeで公開されたOP楽曲のミュージックビデオも1億回再生を突破するなど、大きな反響を呼びました。
『【推しの子】』の2期の制作が発表された際、公式発表ツイートでは「この芸能界において嘘は武器だ＿＿」というキャッチフレーズとともに、ティザービジュアルと制作決定特報映像が公開されました。
ティザービジュアルには、星野アイやアクア、ルビー、有馬かな、MEMちょたち“新生B小町”、黒川あかねが描かれています。
さらに、ファンたちは2期の制作を予想していたことから、Twitterでは「そりゃ2期」というワードがトレンド入りして話題になりました。
そこで、この記事では、『【推しの子】』の人気の理由を追求するべく、登場キャラクターの紹介や『【推しの子】』の魅力について解説します。
1.『【推しの子】』とは？
1-1 概要
『【推しの子】』は、集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2020年21号から連載中の作品であり、同じく集英社のWebコミック配信サイト『少年ジャンプ+』でも毎週木曜更新で連載されています。
原作は赤坂アカで、4作目の連載作品となります。一方、作画担当の横槍メンゴは6作目の連載作品となります。
赤坂は連載中の『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』と並行して本作を執筆しており、2作品を同時週刊連載するという異例の取り組み。
物語は「転生もの」の要素を持ち、主人公は死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わります。
作品は、ファンタジー設定を背景に、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇に切り込むリアルさが特徴的です。
『【推しの子】』には「推し」という単語が含まれていますが、これはアイドルファンなどの間で「応援している人」の意味で使われます。
本作のタイトルは「推していたアイドルの子供に転生する」という意味を込めており、主人公とその妹を指す表現となっています。
また、タイトルに含まれる隅付き括弧（【】）は、外側が二重線になった独自記号を用いることでタイトルロゴの正式表記とされており、演出上の意味がある伏線となっています。
1-2 あらすじ
地方都市で働く産婦人科医・ゴローの前にある日、アイドルグループ・B小町のセンターを務める“推し”のアイドル・アイが現れます。
彼女は公にできないある秘密を抱えており…。
2人の最悪の出会いによって、壮絶な運命の歯車が回り始めます。
2.登場キャラクター
アイ（星野アイ／ほしの アイ）
CV：高橋李依（たかはし りえ）
「アイドルグループ『B小町』のセンターである星野アイ（ほしの アイ）。妊娠したためアイドル活動を休止し、産婦人科医を受診。
アクア
CV：大塚剛央（おおつか たけお） 幼少期 CV：内山夕実（うちやま ゆみ）
本名は、星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）。産婦人科医のゴローが、アイドルである星野アイの息子として生まれ変わった姿。
ルビー
CV：（幼少期も兼役）：伊駒ゆりえ（いごま ゆりえ）
星野瑠美衣（ほしの るびー）。星野アイの娘として転生。フレッシュさ溢れる明るい少女であり、アクアの双子の妹。
雨宮吾郎（あまみや ごろう）
CV：伊東健人（いとう けんと）
産婦人科医であり、アイドルグループ『B小町』のアイの熱狂的なファン。偶然にも妊娠したアイの担当医になる。アクアの前世。
天童寺さりな（てんどうじ さりな）
CV：高柳知葉（たかやなぎ ともよ）
ルビーの前世。吾郎が勤務していた病院に入院していた女の子。アイドルグループ『B小町』のアイの熱狂的なファンで、病室で頻繁に『B小町』のライブ映像を見ていた。
有馬かな（ありま かな）
CV：潘めぐみ（はん めぐみ）
子供の頃から役者をしており、子役時代にはアクアと映画で共演。「10秒で泣ける天才子役」として称賛されていた。
斉藤壱護（さいとう いちご）
CV：江川央生（えがわ ひさお）
アイドルグループ「B小町」が所属する芸能事務所・株式会社苺プロダクション（通称：苺プロ）の社長。
斉藤ミヤコ（さいとう ミヤコ）
CV：Lynn（リン）
苺プロの社長夫人。壱護が失踪後、代わり社長業を務める。
五反田泰志（ごたんだ たいし）
CV：加瀬康之（かせ やすゆき）
映画やドラマの監督である子供ながらに早熟なアクアを気に入り、名刺を渡す。
黒川あかね（くろかわ あかね）
CV：石見舞菜香（いわみ まなか）
劇団ララライ所属の実力派女優。恋愛リアリティーショーでアクアと共演。
MEMちょ（めむちょ）
CV：大久保瑠美（おおくぼ るみ）
人気急上昇中の高校生YouTuber。恋愛リアリティーショーでアクアと共演。
鷲見ゆき（すみ ゆき）
CV：大西沙織（おおにし さおり）
ファッションモデル。恋愛リアリティーショーでアクアと共演。
寿みなみ（ことぶき みなみ）
CV：羊宮妃那（ようみや ひな）
グラビアアイドル。ルビーのクラスメイト。
ぴえヨン
CV：村田太志（むらた たいし）
苺プロ所属のYouTuber。ルビーたちとコラボ動画で共演。
3.『【推しの子】』の魅力とは？
3-1 巧妙な伏線が張り巡らされた「転生」×「サスペンス」
この作品は1巻（アニメ1話）から伏線が豊富に張り巡らされており、それが作品の魅力のひとつとなっています。
物語には双子の父親の正体や犯人の謎、そしてアイが話す「嘘」、子供に遺されたDVDなどの要素が登場します。
特に序盤では未来軸のインタビューが挟まれており、これらの言葉の意味合いは、本編が進む度に変化していくため、考察好きな視聴者にとって非常に魅力的な展開となっています。
ストーリーは巧妙なミスリードも盛り込まれています。
初見での展開に驚かされ、2周目では考察を楽しんで、後日には答え合わせをするという楽しみ方ができるのも魅力の一つです。
全体を通して、伏線の豊富さと巧妙なストーリーテリングによって、視聴者は深く作品に引き込まれ、物語の謎解きや考察を楽しむことができる作品となっています。
3-2 芸能界を舞台にしたリアルなアイドルストーリー
この作品は単純なシンデレラストーリーではなく、芸能界のシビアさやマスコミの存在、SNS社会の闇などをリアルに描写しているため、非常に面白さが際立っています。
作品がリアルに描かれていることにより、芸能界の厳しさやマスコミの影響、SNS社会の裏側などが「実際にあるよね」という感想を抱けるほどリアルに表現されています。
これにより、視聴者は怖いもの見たさで作品に引き込まれ、その世界をついついのぞき込んでしまう魅力があります。
作品はきれいな世界ではありませんが、その中で上を目指すハングリーな精神や打算などが描かれており、芸能人たちの偶像ではない人間臭さが魅力的です。
物語は現実的でありながら、登場人物たちの人間らしさや葛藤によって深みが増しています。
これらの要素によって、視聴者は作品に引き込まれ、登場人物たちの成長やドラマに感情移入できるでしょう。
全体として、リアルな描写と人間臭いキャラクターたちが、作品の魅力を高めています。
4.『【推しの子】』を観るには？
4-1 アニメで観る
アニメ『【推しの子】』は、配信サイトのお試し期間中に無料で視聴できます。
いつでも解約できるため、必要ないと感じたら、無料期間中に解約することも可能です。
無料期間中の解約の場合、月額料金は発生しません。
| 配信サービス | 配信状況 | 料金 |
 | ◎見放題 | 2週間無料 960円(税込)／月 今すぐ観る |
4-2 電子書籍で読む
TVアニメ『【推しの子】』は、4巻まで放送されました。
原作では、ここから特に人気のある『2.5次元編』が描かれます。
TVアニメによって、ますます人気が高まり、累計発行部数は800万部を突破。
回収されていない伏線も多く、今後の展開に注目が集まってます。
TVアニメ『【推しの子】』の続きを原作で読むなら、お得なクーポンを配布している電子書籍がオススメです。
| 電子書籍サービス | 特徴 | 作品数 | 無料漫画冊数 |
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5.まとめ
この記事では、『【推しの子】』の登場キャラクターやあらすじ、魅力についてご紹介しました。
数多くの魅力溢れるキャラクターが登場する『【推しの子】』は、非常におもしろく、２期制作が決定するほど高い人気を博しています。
もし、まだご覧になっていない方は、『【推しの子】』を一度チェックされてみてはいかかでしょうか？